あとがき
読了お疲れ様です。まずは読んでくださり、どうもありがとうございます。
これを果たして夢小説と呼んでいいのか、私もわからないのですが、インテレオンという存在をめちゃくちゃ想って書いたので許してやってください。でも割とぶっ飛んだお話なのは本当にすみません……。
インテレオンはポケモン図鑑にて、エージェントポケモンとされているので、イギリスの秘密情報部をモチーフに組み込まれた進化系だと思われます。
一方で、メッソンからジメレオン、インテレオンに進化する姿に、私は”成り上がり”の要素も織り込まれているのではないかな、と解釈しています。泣き虫のメッソンが、立派なインテレオンに進化して、成り上がるのにとてもロマンを感じたのです。そこから、このお話もスタートしました。
タイトルのタブラ・ラサはやはり、イギリスの哲学者・ロックから来ています。超訳すると、我々人間は、生まれた時は何も書かれていない白紙のようなもので、経験次第でどうにでもなる、みたいな感じです(本当に超訳しています)。またロックは教育論のようなものも書いていて、そこで「紳士とは〜」みたいなことも説いていたりします。その辺にインテレオンとの繋がりを感じたので、インテレオンのイメージと組み合わせ、掛け合わせ作ったお話だったりします。だからお嬢様もロックに影響を受けたかのような経験至上主義な一面のある女性だったりします。
上記はあくまでモチーフなので、哲学を語りたくて書いたお話ではありません。この説の正誤について語ってるわけでもありません。主題とは微妙に外れていることはお断りしておきます。
インテレオンの成長物語をもってもう一枚の白紙と向き合って欲しいみたいなのが当初の目的だったのですが、インテレオンにとっての二つの大きな存在をどう扱うかがとても難しくて、何度も書き直しています。結局5回書き直して、書き始めたら書き始めたで想定の2倍以上の長さになって苦しんで……と、波乱万丈なお話でした。まだ語りきれない部分も多々あるのですが、書き直していたときの惨状を思えば完成したことが本当に嬉しいです。
こういったお話を気に入っていただく、というのはなかなか難しいのかもしれないなと弱気になっていたりしますが、もしいいなと思ってくださった方がいれば拍手や感想、ぜひお待ちしています。正直すごく反応気になります…。
それと余談なのですが、このお話は、私自身が原型夢本第2段を出したくて立ち上げたお話でした。なので元からネームレス仕様になっております。いつか本当に、このお話をまた磨き上げて、夢本に収録できますように!!そのためにもまだまだ書きたいな、と思っております。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました。
2021/05/04 なみ